九州電塾セミナーレポート

九州電塾08-11


11月15日だんだん寒さが増してきた土曜日、今回も九州産業大学の講義室をお借りして、電塾定例講義を行いました。
今回は約1年ぶりになります、永嶋サトシさんにお越しいただきました。
先月フォトキナにいってこられてその話題と、日本でも正式に発表になったADOBEクリエイティブスイートCS4の中で,私たちの関心事であるPhotoshopCS4に関して日本語版は発売されていませんので
英語版を使用して講義していただきました、そのあと皆さんと雑談を交えてお話を行いました。
まずフォトキナ、今回の最も大きな特徴はパナソニックのブースが非常に大きく活気があったという事でした、いつものようにNIKON CANONは大きなブースを出店していましたが、
それ以上にパナソニックの今度発売されたG1に対する力の入れようを感じさせるものだと思います。
規模としては日本で春に行われるカメラショウのPIEの10倍ぐらいの規模と考えればいいようです,
つまり本当に詳しく見るには会期の最初から最後まで1週間はかかるという事らしいです。(僕もいってみたいんですがこの次期はホテルや航空運賃も大きく跳ね上がるそうです)
それと会場で発表されたライカS2これは非常にかっこ良かったみたいです、システムもフルラインナップを用意しているみたいです。
今回PhaseとMamiya・Laicaが提携を発表し、LeafとSInarが提携を発表してデジタルバック市場はHasselを加えた3グループになったみたいです。
業務用ではサーマルプリンターが多く発表されていたそうです、これは昔インクジェットの性能が今のようではない時代(それでも10年前ですが)昇華型プリンターの事です。
ほかにもいろいろな話題を話していただきました。
次にPhotoshopCS4です、これ土曜日の夜テェックしてみたらUS版のお試し版がUPされてダウンロード出来るようになっていました、皆さんぜひ試されてください。
まず驚きなのが前々回私が皆さんにお話しした、複数の画像を使用したピントの合成が、一発でできてしまう事です、本当にワンクリックでできるんです、
それから調整レイヤーがアイコンクリックでできるようになった事、そしてこれはやってみないと分からないと思いますが、
全身のポートレート画像の人物のプロポーションは変更せずに背景のみ拡大ができるんです。これには拍手したくなります、
でもよく考えればまたまた画像処理でお金が稼げないという事なんですが。
それからデスクトップに画像を開いたものがタブで表示ができるようになってます、またブリッジでは階層表示が加わり画像を見つけやすくなったこと、
またコンタクトシートの作成のスピードが上がり多くの枚数にも対応したみたいです(CS3では2000枚程度でフリーズしていた)

またCameraRawが5.0になりLightroomのように段階フィルターやブラシ機能が加わっていました。
それと描画に関して今回からopenGLに対応してGPUが表示以外の描画も行うのでスムーズな拡大縮小、
まるでローラーがついているように画像が動きます。
それからNikソフトウエアーのVivesaの紹介もしていただきました、これはNikonCaptureのUポイントテクノロジーのような操作でマスクを作らず部分をコントロール出来るソフトで
AppleのApertureのプラグインとしても使用出来ます、これがあれば合成をしないのであればPhotoshopの出番はなくなるのではないかと思います。
最後に皆さんと写真の話や今後の九州電塾の要望等お話しさせていただき、今年最後の九州電塾を終了しました。

来年は、まだ未定ですがなるべく早い時期に今後の予定等発表していきたいと思っています、来月は東京で電塾大勉強会を行いそこで全国の電塾運営委員で会議を行う予定にしています。
九州から,支部長の佐口さん、それと近藤さん私河口3人が主席しますのでまた12月にはこちらのホームページ上でも皆さんにご報告いたします。
それでは少し早いですが、来年もよろしくお願いいたします。