第65・66回九州電塾セミナーレポート

九州電塾13-04&5

今回の電塾報告、2ヶ月分をまとめて。4月も5月も同じ内容の前編後編という事で、少し楽をしてます。今回共通のテーマはPhotoshopとLightroom基礎的なことをもう一度おさらいです。先ずLightroomよく比較になるのがCameraRawとの違い、佐口さんが話されたのも、このことです。最大にして、最も重要な事がこの違い、ファイル管理です。CameraRawを使用される方は、この辺にBridgeを使用されるわけですが、Bridgeはその名前の通り、橋渡しを行なう為のソフトで、画像データ管理ソフトではありません。ですから、Bridgeを使う上では、デスクトップでの移動もコピーも気にする必要はありません。ですがLightroomはその考え方が違います。ファイルを移動したり。フォルダーを作るのも全てのことをLightroomの上で行わなくてはいけません。そして画像セレクトにクイックコレクションやカラーレーティング、スターレーティングを組み合わせコレクションを作成して必要な画像、捨てる画像をチェックして行きます。このコレクションを作ることにより素早い検索が行え、大量の撮影をしても短い時間で処理を行い納品をおこなえます。現像の機能はCameraRawと全く違いはありませんが、コントロールのやり方は少し違い、ライブラリー・現像・プリント等モジュールでの切り替えが必要です。でもこれはBridgeも似たようなものです。また簡易的な露出のコントロールやハイライトシャドウのコントロールなどはライブラリーモジュールにおいても変更が可能で大量の画像処理にはいちいち現像モジュールにいかなくてもコントロールをおこなえます。現像操作でのLightroomとBridgeの違いは各操作の細かい調整が、例えば絞りではシフトキー、オプションキーとアップダウンキーの操作により、1/10・1/3・1の変更を簡単に行えるところでしょうか。これら全てのコントロールで、マウスのドラッグでは難しい操作を簡単正確に行えます。CameraRawを使われている方は、そろそろLightroomに変更されませんか。
次に僕がPhotoshopの基本を、先ず最初は何と言っても選択範囲、これを理解できていれば、どんなにバージョンが上がってもPhotoshopを動かすことができます。選択範囲とは白から黒への階調がある白黒画像です。この画像に対して階調のあるマスクを作成することこれがαチャンネル、選択範囲です。そのために昔からある選択範囲ツールを使用してマスクを作ります。またメインのカラー画像の各RGB画像の各チャンネルをうまく利用して、作って行き、そのチャンネルに対してフィルターなどを使って更に様々な選択範囲を作ることで、合成や色調のコントロールを行って行きます。5月には更に一歩進めてレイヤーについての基礎的な勉強を行って行きました。特にCS5・6になって便利になったスマートレイヤーについてお話ししました 。スマートレイヤーを使用すると、フィルターをかけたあとの変更や、元画像の再現像など、通常のレイヤーでは不可能だっとことが可能になり、リトライがやり易く、時間短縮になります。その他合成でのレイヤーオプションによるコントロールや異なる色調の画像を簡単に色合わせする方法、簡単な焼き込み覆い焼きのテクニック等、皆さんの質問に応えて生きながら2ヶ月通してLightroom-Photoshopについて勉強して行きました。6月は久しぶりに東京から面白い写真で話題の上原ゼンジさんにきて頂いてのセミナーです。どんなお話が聞けるか楽しみです。

レポート 写真 河口清秀