第60回九州電塾セミナーレポート

九州電塾12-10

今日も九州産業大学の講義室をお借りしてセミナーを行いました。今日は久しぶりに天気も良く暖かい日になりました。まず最初に私(河口)が本部電塾の内容を皆さんにお伝えしたのですが、今回はハードウエアーがメインで実際にハードがない環境ではなかなかお伝えするのも難しく、簡単な報告にとどまりました。次に近藤さんがLightroomとCaptureOneのご自分が使用される上での使い分けと、その理由を皆さんに紹介しました。皆さんは現像ソフトは1種類ですか、それとも複数使い分けますか、1つ覚えるとそれを使い続けてなかなかほかのソフトに移行するのは難しくなってきます。近藤さんも僕も10年ぐらい前からPheseのカメラを使用して仕事をはじめたので、CapturOneに体が慣れていて、それで撮影するのが当たり前になってきていました、近藤さんもテザー撮影はCaptureOneがメインです。なぜかというとそれ一つで撮影から現像まで一貫して作業が行えるからです。LightroomにしてもEOS Utilityにしてもつないですぐ使える訳ではありません、設定が必要です。でもCaptureOneはセッションホルダーを作ることは必要ですがその後はケーブルをつなぐだけで撮影開始です。問題はカタログ検索機能がなく、管理機能が不足していることと、DPPやLightroomのようにレンズのプロファイルがないので収差補正等のレンズの性能を強化する機能がないことです。そこで近藤さんは撮影はCapturOne管理運用はLightroomで行うというスタイルです。この辺は自分の撮影のスタイルや、仕事の種類でソフトを使っていくしかないと思います。すべてをパーフェクトに行えるソフトが存在すれば良いのですが。
次に僕がLightroomでのちょっとしたTip'sのしょうかいです。僕は家ではAperture(Macずきだから)それもありますが処理やほかにSNSの使用やiClaudの使用等で便利だからです。仕事はCaptureOne・Lightroomがメインです。特に近頃はLightroomの使用頻度がふえています。それはLightroomが4にバージョンアップしていろいろな機能が増え、その中でブラシが非常に使いやすくなったからです。この辺の機能のTip'sを今日は紹介していきました、各機能のマウスを使用せず簡単なキーコンビネーションで、大きく動かしたり1目盛りずつ動かす方法や、ブラシのぼかし・大きさ等コントロールのキーコンビネーション等、これらを使用しての作品の制作の実例、もう合成をしないのであればPhotoshopがなくてもかなりのことができるようになりました。
最後に的場さんがいろいろな機器の紹介をされました、この中で僕が欲しいのがPaulCBuffのバカボンドミニです。これはACプラグ2個を出力プラグとしてもつバッテリーです。ACプラグなのでスタジオで使用しているモノブロック等のストロボがそのまま使用できます。撮影中のノートパソコンの電源としても使えます。またUSB端子もありますので、タブレットの電源も(これは使えなかったと塾生の方がいっておられました)、これが¥40,000弱です。また大型ストロボも使える大型のバッテリーも案内されました。これは少し大きいですが、かなり長時間大きな出力で使えるようです。金額はバカボンドミニの倍以上するみたいですが、それでも十分小さくなったものです。その他折りたたみレフ版でしっかりした手持ちがついたもの等も紹介されました。



レポート 写真 佐口正章 河口清秀