第57回九州電塾セミナーレポート

九州電塾12-06


今回はいつもより1週間早いセミナーになりました、ちょうど電塾本部の玉内さんが仕事で北九州に来られていましたのでぜひ九州電塾にもとお願いしたからです。話の内容はライトのお話、JPEGをうまく運用する、NikソフトウエアーのColor Efex Pro 4のお話です。講義の前にまず私の方で、先週行われた本部電塾の現像大会のお話を少しさせていただきました。今回は玉内さんもいらっしゃいましたので、すこしフォローしていただきながら行いました。今回のセミナーにきていただいた方にも現像ソフトお聞きしましたがNikon・Canonの方も意外に専用ソフトは少数でLightroomが多いようでした。また僕と一緒でApertureの方もお一人いらっしゃいました。現像ソフトは使いだすとほかのソフトに浮気が出来なくて、なかなか手を出すのが難しくなるのですが、今のソフトは後行程での処理がいらないくらい細かい調整が出来るものがほとんどです。ぜひ1回試してみると良いと思いました。
次が今回のメイン玉内さんの講義です。まずライティングのお話です。フィルライトやリムライトの使い方と、その光源を広い面積(ブロードライト)にするのか、狭い面積(ナローライト)など多岐にわたりました。皆さんお分かりになったでしょうか、僕もついていくのがやっとのような状態でした。次はJPEGのお話です。これは今のカメラの内部処理がうまくなり、無理に後で現像処理をしなくても、内部処理のコントロールを行い、カメラで現像処理をした方が効率が上がるというお話です。ただし古いカメラには当てはまりません5年ぐらい前のカメラから良くなってきたというお話でした、そしてメーカー専用レンズを使用している環境では、レンズ収差もかなり完璧な処理を行い、処理スピードも速いので、PCに現像処理をさせずに、極端な話、現像専用ボディを用意してRAWで撮影したメディアをカメラ現像させた方がスピードも画像も良いのではというお話でした。しかしこれにはカメラ内現像の細かい設定をカスタマイズすることが必要です。NIKONだとピクチャーコントロール、CANONはピクチャースタイル、そしていつも自分が行っている撮影に最適化することにより撮影後のスピードアップをはかり、しかも画像も奇麗にしましょうというお話です。今のデジタル1眼の動画では、JPEGの画像を連続して記録していることになるので、この方法は非常に重要なものになっています。今はガンマカーブも操作して撮影後の画像の色やスタイルを自分の色に持っていくことが当たり前なっていますが、静止画でもこの方法が生きてくるということです。同じ条件でたくさんの撮影を行う場合、単価も安くなっていますし、JPEGでの運用をうまく行えばいいといつも思っていましたが、なかなか実際にやるとなればどうしても後でPhotoshopを開いてしまい、ならばRAWでとなってしまいました。今後はもう少し勉強してJPEGのうまい処理方法を考えようと思いました。
次がNikソフトのColor Efex Pro 4のお話です。皆さんNikソフトウエアーご存知でしょうか、Nikの名前は知らなくてもNIKON Capture NXはご存知だと思います。Capture NXを作っているのがNikなんです。だからもちろんColor Efex Pro 4もUポイントテクノロジーでコントロールしていきます。僕はVivezaを使用しているんですが、自分の作品でこれを使わないことはないぐらい、凄く便利で効果的なソフトです。Color Efex Pro 4は凄く興味はあったのですが、まだ使用していませんでした。何が出来るのかというと何でも出来るという方が良いような気がします。出来ないことを探す方が難しいのかもしれません。最初からいろいろなスタイルが登録されているのでそれをかけても良いのですが4にバージョンがあがって何回でも違うエフェクトをかけていくことが可能になりました。このソフト玉内さんのお話ではアメリカのカメラマンの3人に一人は使っているぐらいポピュラーなソフトのようです。デモ版が用意されていて30日間は自由に使えます。ぜひ試してみてください。今回も時間が足りなくて最後は駆け足になってしまいましたが、勉強になった1日でした、玉内さんありがとうございました。

レポート 写真 河口清秀