2012年05月12日電塾定例勉強会 レポート
 
 

今年の電塾はゴールデンウィークと言うこともあり、開催を一週間延ばして第2週に開催いたします。前回に引き続き、スタジオエビスさんのご厚意で8stをお借りしました。次回6月2日は初めて築地社会福祉会館3Fの会議室をお借りいたします。場所がこれまでとは異なりますのでお気を付けください。

 
 

 

1部  恒例!良いもの・こと 探し」参加者全員

 

 
 

 

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今回はカメラグランプリにちなんで「電塾、私が選ぶならこれだカメラグランプリ」の選抜もお題として追加されました。結果は圧倒的に「D800」でした。

 

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最も中には上原さんの新製品iPhone用の「カメラケース?」

 

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本田氏が推薦した「500万画素、ステレオマイク付きのWEBカメラなんてのもありました。そもそも、「カメラグランプリ」って売れたカメラではなく、優秀なカメラを差すのですよね。

 

 
 

 

2部 刷新された i1Pro 2ソリューション 外観もエンジンも一新されました!。

説明、担当 X-Rite社 富川 丈司様・テクニカルスペシャリスト岡松様

 

 
 

 

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X-Rite 社はハードをグレタグマクベス、エンジンをモナコ製のエンジンに乗せ換えr、これまでのソリューションを整理、統合する作業を続けてきましたが、ここに来てその作業が一段落した感があります。i1 シリーズは14年振りの改訂になるのだとか…。

 

i1 Profiler、i1 Pro 2分光測定器、カラーチェッカープルーフ、ColorChecker Passportミニクラッシックターゲット、PANTON カラーマネージャーで構成されます。i1 Profilerは一年ほど前のアップグレードのままで、ハードウエアが刷新されたそうです。

 

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ハードの最も大きな進化はタングステンモードとD50シミュレーション、UVカットという3種類の光源のモードを切り替えて使用できることだそうです。今後はD50が基準になっていくようです。(ちなみにこれがISO で言うM1光源に当たるそうです)

 

また、内蔵のLED光源を使用してセルフキャリブレーションを行う機能も追加されたそうです。これまで、装置のキャリブレーションは非常に高価でしたので、ありがたいですね!

 

また、熱対策が施され、使い続けても測定精度が安定するようになったそうです…知らなかった…。 プリントメディア用のプロファイルがより正確に作れそうですね。

 

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環 境光源のメタメリズムに対応する方法論も「穴あきのチャート」というシンプルでアナログの方法論を提供し、さらにディスプレイとプリンタのマッチング精度 を高めるために、ディスプレイのコントラスト比をプリンタのそれに見事に合わせる事も可能にしています。色相や彩度だけでなく全体のコントラストをそろえ ることで驚くほどマッチングが取れることは以前から知られていましたが、その方法論を提供してきたように感じます。いずれにせよ、正常進化を行ったように 感じられました。

 

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その後テクニカルスペシャリストの松岡様から技術的な解説、説明をいただけましたので、 i1Pro 2の全体像を掴むことができました。アップグレードは相変わらずややこしいので、サイトの方をチェックしてください!。

 

そうそう、アメリカやヨーロッパではパントーンライブが注目されているそうです。撮影から印刷、パッケージングまでの全ての色を分光を使い、クラウドシステムで管理するシステム…うーんなんか凄そう。

 

レポート      電塾運営委員 鹿野宏

 

 
 

 

3部 D800 Vs D800E、この2機種はどちらが、どう違うのか??自分の仕事にはどちらが合うのか?その答えを探します。

説明、担当 電塾運営委員 スタッフ一同 

 

 
 

 

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鹿野の結論は「電塾チャートを測定した結果、どうせ同じところでモアレるのだから D800Eしかないでしょ」。モアレの量はややD800の方が少ないのは確か。D800E ピクセルのレスポンスが30%ほどいい 。でもいずれにしてもモアレ処理を行うなら、D800Eの方が良いよね、と言うものでした。

 

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でも、これですと5分でお話しが終わってしまうので、同時にお借りすることができたD4、キヤノン5MIIIも高感度性能、近赤外線カット性能、電塾チャートによる色分離性能をついでにお話ししました。

 

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その後山田氏にバトンタッチして、彼の結論は「5DMIII」がコストパフォーマンスでも全体バランスでも、ISO800-1600あたりのデータの綺麗さでも勝ちだね」というテーマとは全く異なった結論で締めていただけました。ご清聴有り難うございました!

 

 
 

 

4部  新しいフィルター配列によるイメージセンサフォーマット「X-Trans CMOS を採用した FUJIFILM X-Pro1」その本質に迫る

 

説明、担当 富士フイルムイメージングシステムズ() 岡田 昌幸 様 電塾運営委員 山田久美夫

 

 
 

 

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さあ、今日最後のお題目FUJIFILM様のお話です。レンズ交換式のカメラで全て自社製品は初めてで有り、フルサイズを上回る解像度と画質にこだわったとのご説明が有りました。どんな開発秘話がお聞き出来るのかワクワクドキドキです。

 

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早速、実機を手に取って見てみました。

最初の印象は、懐かしいな〜。レンジファインダー付いているんだ!

おっ。このトップカバーのダイヤル周りの金属の質感なかなかいいぞ。

ちょっと本体が大きめだけと適度な重さかな?と思いつつ触っているだけで懐かしい、心地いい気分になってしまいます。

カ タログを見てみると、ダイヤル部分は金属ブロックの削り出し、天面に刻印されたブランド名などは、熟練の手によって塗料を一文字ずつ充填している手法を とっているとの事。この、繊細な工程が質感の高さを生んでいることに納得です。なんか、深夜にお酒を飲みながら意味も無くレンズをブロアーでシュッ シュッ!そしてニヤニヤしたくなる男心をくすぐるカメラなのです。

 しかし、このカメラ見かけだけではありません。「脱いでも凄いんです!」

この、美しいBODYにかくされた4つの魅惑のおはなしです。

 

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魅惑その1 解像感へのこだわり

新 開発のAPS-Cサイズ新開発X-Trans CMOSセンサー1630万画素です。そして、このカメラはローパスフィルターが入っていませ ん。そのため、モアレの原因となるカラーフィルターの周期性のある配列をやめ非周期の配置を行い、高速画像処理エンジンも新開発。これにより、高感度まで 高い解像感を保ちモアレや偽色の低減を計っております。

 

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魅惑その2 レンズへのこだわり。

現 状のFUJIFILM X-1Proのレンズは単玉のみのXF18mmF2R   XF35mmF1.4R XF60mmF2.4R  Macroの3本です。これらのレンズは究極の光学性能を高める為に、手ぶれ補正やズーム機能はつけておりません。絞りリングにはステップ毎 に応じてクリック感を演出しております。

 

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魅惑その3 マウント部へのこだわり

新開発のオリジナルマウントXを搭載。これによりミラーレスの特徴でもある短いフランジバックを利用してバックフォーカスを短くとり、周辺光量の低下を防ぎ画面周辺までの高い解像感を実現。レンズ情報との通信を行いレンズに合わせた最適な画像処理を実行する。

 

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魅惑その4 ファインダーへのこだわり

ハ イブリットマルチビューファインダーを搭載。撮影する目的に応じて光学ファインダーと電子ビューファインダー(EVF)を切り替えて使用でき、光学ファイ ンダー使用時にレンズ交換を行っても自動的にファインダー内の倍率が変わりフレームサイズに適応されます。光学ファインダーで素早くスナップ撮影、厳密な 構図を求められる場合は電子ビューファインダーで慎重に撮影。

 

ま た、ソフト的な仕様ではフィルムメーカーならではの、フィルムシュミレーションモードの搭載、ハイブリッドのファインダーでの簡単多重露出撮影やパノラマ 撮影も可能です。動画についてはH264規格準拠(MOV)、ステレオ音声でFULL HDの動画も撮影出来てしまうのです。見た目はレトロでも中身はしっかり最新の21世紀が詰まっているのです。鉄腕アトムなのです。

 

山 田 久美夫運営委員はFUJIFILM X-1Proの実写をプロジェクターに映し出されています。このレンズも良いですよ! 解像感凄いですよ!この写真は開放で撮っているんですよとお話が始 まりました。確かにプロジェクターに映し出される数々の写真はとても美しく見えます。

 

高解像度で有りながら写真がカリカリしていないのです。古いレンズを使った時の様な優しい描写をしながら、ピントのあっている所はハッキリクッキリにみえるのです。なんでこんなに優しい写真が撮れるのだろう?

 

セ ンサーとレンズと絞りの関係?それとも、山田運営委員の優しい人柄が写真にでているのかな?また、チャートの検証ではセンサーのポテンシャルは高く、某 メーカーの800Eとのローパス無し、JPEG対決でも画素数が半分位に関わらず解像感は肉薄しており、色に関してもフィルムメーカーらしく巧みな色再現 を行っております。トータル性能はAPSサイズではトップクラスとの事。3本のレンズを持ち歩いても苦にならない重さであり、お散歩撮影もラークラクで す。

た だ背面のモニタで露出を確認すると、ハイライトが飛んで見えるので露出補正をしたくなるそうです。そのコツを掴むと今までに無い味のある写真になるとのお 話でした。レンズに関しては現状まだ3本しかなく、お仕事で使うには限定されてしまいそうです。乞うご期待です。でも、個人的にはストライク! 外観の質 感の高さや色作りの巧みさに圧巻です。お散歩楽しそうです。ローパスなしのCMOSの実力も体験してみたい。

そして、もう少しお安くなると嬉しいですね〜。

 

レポート写真       電塾運営委員 北 英樹

 

 
 

 

 本日の一枚

 

 
 

 

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ついに電塾放送局と化した本田氏のバイオFシリーズ。まじめそうにモニタチェックしてるでしょ?

 

 
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