2012年04月07日 電塾定例勉強会レポート
 
 
4月の電塾はスタジオエビスさんの8スタをお借りして開催されました。
さすがにスタジオは電塾を行う時に都合の良い設備が整っていて、嬉しい限りです。

今回もネットワーク不良や「カメラが落っこちる」などのトラブルはあった物の、何とか配信が出来たのが一番嬉しいことです。それでは4テーマという詰めに詰めた電塾のレポートをお届けいたします。
 
 

第2部■「「D800」「EOS 5D MarkIII」「OM-D E-M5」などのチャート測定による 解像度と色再現性について」

説明、担当 電塾運営委員 山田久美夫 

 
 

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山田氏は D800、5DMIII、X Pro1、OM-D など最新機種のチャート撮影の結果を公開してくださいました。どれも成績が良いので比較するのが難しいのですが…。

D800 中心解像度は2170本位。さすがに3630万画素です。解像達成率は88%。実写は遙か彼方にある鉄柵が解像するものすごい物でした。


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ま た、こちらはF 値ごとの解像もチェックされていて、 中心部では F5,6がもっとも解像しており、素俺より空けても絞ってもだんだん悪くなるようです。ただ、周辺部はF5.6から良くなり出し、F11までは良好になる ので、全体のバランスはF11付近が良さそうでした。このカメラのオートホワイトバランスは光源によってかなり変わるようです。昼光色のLED ライトが良かったのが興味深いです。


D800は 二枚のセンサーを並べて一枚に合わせているような感じの構成なので長時間露光にを行うとその差が見えてくるようです。


5DMIII の中心解像度は1754本。2230万画素ですから十分な数字です。解像達成率は91%。解像達成率は88%。NEX-7と同じくらいだそうです。


X-Pro1は1849本です。1630万画素でこの数値とは驚きです。さらに解像達成率は113パーセントと驚異の数値をたたき出しています。


OM-D がかなり健闘していて、1723本1600万画素、解像達成率は100%とほぼ理論値です。うーん皆凄いですね。センサーサイズが3/4インチだということを考えれば…ものすごいことです。


5DMIII とD800の色再現性は水色、パープルで少々異なるようですが、ほとんど同じ性格を持っているようでした。

D800とD3100 は同一メーカーながら色の仕上がりがかなり異なります。Nikon 1とD800はほとんど同じ傾向でした。ここからエンジンが大幅に変更されたのでしょうね。


5DMIII と KISSX5は全く同じと言っていい仕上がりでした。凄いですね!これだけ値段が異なるカメラですが同時に使用してもはた目にはどれがどちらか分からない でしょう。そしてピクチャースタイルによる差はスタンダードとニュートラルがよく似ていて、忠実設定が結構異なっているという結果でした。これ、ちょと興 味深いです。


5DMIII の超高感度、12800が綺麗なのに驚きました。D800の感度12800はまあ許せる範囲だったように思えます。5DMIIが「超高感度」を売り物とし ており、D800の場合は「超高画素を目指す」のがコンセプトなので同レベルで比較してはいけませんが、このピクセルピッチでよくぞここまで達成したと思 います。


レポート  電塾運営委員 鹿野 宏    写真 運営委員 菊池 斉

 

 
 

第3部 ■「充電池でも、100Vでも使用できるストロボ しかもラジオコントロール付き!」説明、担当 電塾運営委員 鹿野 宏

 

 
 

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ト キスターストロボの新製品、3電源方式のストロボ「e-Light G 400 A-D」のご紹介です。ボディはこれまでも使用されてきた、e400のボディですが、これが3電源方式になって新規に発売されました。とても軽くて 400Wフル発光で300発もうてます。ラジオコントロールの受信部が本体内に内蔵され、全くケーブル無しで運用出来る事が、とても快適です。ホット シューに取り付ける格好のコントロール部はモデリングのオンオフを含めて、本体のほとんどの操作をコントロールできます。フルから1/64まで絞ることが 可能です。スレーブはラジオ電波ですので、赤外線よりも早く、明るい戸外でも問題なく発光します。受信機が本体に内蔵されているおかげでバッテリーの心配 もいりません。これは大きな事ですね。

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複数の灯体をコントロールすることも出来ますが、チャンネル切り替えが行ったり来たりのロータリー方式なので、やや面倒です。表示部の数字が小さくて見にくいです。このあたり、もう少し進化するとありがたいですね。


リ チウムイオンバッテリーはとてもコンパクトで軽く、600グラムしかありません。電源はXLRコネクターを採用しています。通常キャノンケーブルといわれ ているものです。ロックがしっかりして抜き差しがしやすく、3芯ですので扱い安いのですが、いわゆる「マイクのコネクタ」として使用されているため、間違 えるとマイクが吹っ飛んでしまいます…コネクタの色を赤にするなどの対策は考えた方が良いですね。


AC 電源は12ボルトの変換器です…いわゆるAC電源。 実はこれが大きな違いなのです。このストロボは100Vで動作するのではなく、モデリングを含めて、全て12ボルト使用になっています。だから簡単に電源 を切り替えることができるのですね。今後のストロボは皆こうなっていくでしょう。


自動車のシガーライターから12ボルトを得るアダプターも同梱されています。これで万が一ロケ時にバッテリーが消耗してしまっても、そこそこ対応できるのではないでしょうか。


これで10万円ちょっと(シンクロ装置が不要な場合は8万円ちょっと)です。いいお値段ではないでしょうか?


ただし、個人的には200Wあれば十分だと感じているので、是非200W/180Wのモデルも作っていただきたい…と希望します。


レポート  電塾運営委員 鹿野 宏    写真 運営委員 菊池 斉

 

 
 

4部 「同録の強い見方、3チャンネルミキシングレコーダー  フォステックスDCR302

株式会社フォステックス 佐藤様/ゼンハイザージャパン 堂田様/株式会社銀一 柳下様/スタジオショップ 池戸・柏原様

電塾運営委員 染瀬 直人

 

 
 

さあ、第4部が始まりました。動画の音の深い深い世界のお話です。デジタル一眼での動画の撮影はまだ歴史が浅いですね。

その中でスチールカメラマンが動画を撮影して音にも係わりを持つ様になりました。

音は見えないから厄介ですよね。まだまだ、音声をモニタできる機能を搭載したカメラは少ないですよね!


そこで、電塾の仲間でありスタジオショップにお務めの柏原様が立ち上がり、ショップに訪れるカメラマンの数々の音の悩みに答えるため、

株式会社フォステックス様と共同で「フォステックスDC-R302」なる製品を作り上げてしまったのです。

これでもう、音の悩みは解決になるか!


では、勉強会の始まりです。


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堂田様よりマイクについてのお話です。ゼンハイザージャパンは放送業界のガンマイクでは大きなシェアを持つドイツのマイクメーカーです。

 

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音を扱うには用途に応じてマイクの使い分けが必要であり、その場の環境に合った物を使用することが肝心。


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環境に合わせるとは、マイクの種類が大切で例えばガンマイク、ピンマイク、ワイヤレスマイクなどの音を拾う範囲(指向性)を考えながら選ぶ。

より良い音を求めるなら複数のマイクを使い指向性を考えて組み合わせると音が太くなるとの事。


耳が痛いです。私はこれまでガンマイク一本主義でやって参りました。お恥ずかしい。

でも、複数のマイクを組み合わせる???どうやって?カメラの端子はピンジャック一つだけですよね。

そこを、解決する為にMr.柏原はたち上がったのです。その方法はのちほど。最後まで読んで下さいね。

 

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堂田様のお勧め製品は、人物の音声を拾うならew112P G3のワイヤレスピンマイク。

ケーブルを気にする事無く撮影に集中でき、洋服の下やネクタイの中に隠すとマイクも見えません、60m位なら受信可能との事。

スチールカメラマンにとってワイヤレスマイクは難しく感じてしまいますが、映像の世界では身近な存在とお話しておられました。


そして失敗の無い様に会場の皆さんに細かなアドバイスをして頂きました。

ワイヤレスマイクは電波なので混信する事が有ります。そのときは簡単に周波数帯を変えられますので安心して下さい。

衣ズレのガサガサする音を軽減させるために、忘れないで付属のスポンジをマイクの頭に付けて下さいとの事。

そして、一番重要なのは必ず音のチェックをする事。皆さん!失敗の無い様に肝に銘じておきましょう。確認。確認!

実機に興味がある方はゼンハイザージャパン青山一丁目ショールームまたは月島スタジオショップに駆けつけましょう!


次は株式会社 フォステックス佐藤様より3チャンネルミキシングレコーダー  フォステックスDCR302のご説明です。


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株式会社フォステックスはスピーカーからレコーダーまでの製品を扱っており、音の入り口から出口まで網羅しているメーカーです。

今回は音に不慣れなカメラマンでも簡単に操作ができ、インタビューや対談での一眼動画の音声録音に特化したレコーダーを開発しましたとの事。

スタジオショップさんへ音声の相談に行ったカメラマンの夢と希望の詰まった第1号機なのです。


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基本的にはカメラマン一人でも現場で扱える設計で、移動の際にも取り回しの良い様にカメラや三脚に取り付けられて、編集作業での音の同期を簡単にする、スレートトーン(ピピピと言う音)が撮影の始まりと終わりに入れられるのです。

一番の特徴として3チャンネルで入力可能であり、突然大きな音が入って来ても各マイクでピークリミッターが押さえてくれます。

レベルメーターとヘッドホンでリアルタイムで音声の確認が出来る。

カメラ側とレコーダー側に同時に音声を記録しているので撮影途中で本体とカメラのケーブルが抜けてしまっても本体側での録音が続きます。

これで万が一コードが抜けても真っ青になる事はありません。頼もしい奴です。


しかもですよ!3チャンネルの入力です。3本のマイクが同時に使えるんです。各マイクのレベル調整までも出来てしまうんです。

一眼動画で指向性の異なるマイクを使い太い音が録れる事が可能になったんです。

これで、3本のマイクの調整済みの音がカメラのカードに記録されるのです!

この、作例はユーチューブにupされています。

 

こちらからどうぞ


作例ではマイクの種類によって、音の変化がハッキリ解ります。内容は「ライトルーム4に付いて語る塾長と鹿野運営委員」の対談です。

対談の内容に集中しすぎて、音の変化を聞き逃さない様お願いいたします!


ここからはみんな様がユーチューブを見た,聞いたと思って勝手に書いてしまいます。


どの様に感じましたか?3本のマイクを使用した時に、人物の音声に環境音が加わることで臨場感が増しますよね。

一眼動画は画像が綺麗な分、音がチープになると映像の魅力が半減してしまいます。

綺麗な音で映像のプレゼンが出来るとライバルとの差別化にもなるとのお話もありました。


最後に染瀬運営委員よりレコーダーは写真用品では無いので最初は躊躇するかも知れませんが一度使ってみて下さい。

慣れる事が重要です。慣れるに従って操作性の良さや音声の綺麗さを実感できますとお話しが有りました。


最初の一歩を踏み出せば、確かに慣れなんですよね!これで音に対する不安が解決し、そのうえステップアップした音が手に入るのです。

より音に対して掘り下げて考えるきっかけを与えてくれたレコーダーでした。使ってみたい!


レポート写真  電塾運営委員 北 英樹

 

 
 

第5部 ■ アドビの新ソフトウエア「さらにパワフル・高速・効率化を実現した、次世代Photoshop CS6ベータ版のご紹介」

説明、御担当者:アドビ システムズ (株) マーケティング本部 栃谷 宗央様

 

 
 

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ご存じAdobe Systemsの栃屋様が、2月のLightroomに引き続き、Photoshop CS6をひっさげての登場です!本日のメインイベントでした。

{{B]]まずはパブリックβをダウンロードして欲しいというアナウンスがありました。そして Bridgeが大きく変わったということです。何が変わったかというと64ビットになった…

ええ!どおりでBridge は遅いと思っていました。Photoshopが64ビットになってもBridgeは32ビットだったんですね。いまさら!ですが、大きな変化です。


ま た、このおかげで、32ビット版 Macでは動作しないのだそうです。「SNOWLeopard」であれば後期、基本的に「LION」なのですね。さらにWindowsも Microsoft Windows Vista にはインストールできないそうです。最近はWindows陣営の多くが、さすがに「セブン」環境に移行しだしたので大きな問題はないかもしれません。 (だってMicrosoft Windows Vistaって使う気が絶対にしない OSでした物ね)


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今回のバージョンアップのテーマは「さらにパワフル・高速・効率化」で、新機能と言うよりは機能強化が多い用です。特にインターフェイスが刷新されました。殆ど Lightroom やAdobe Primiere Pro CS5と同じようです。


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さ らに内部の機能もLightroomに近づいてきたと感じました。(もっともインターフェイスはある程度自分の好みにカスタマイズ可能だそうです。)ま た、メニューもかなり整理されてきたようです。個人的にはウエルカムです。いい加減機能強化だけで無く、不要な物の削除も必要に思えます。アピアランス系 では選択範囲にも機能強化があり、現在縦横何ピクセルを選択しているのかが表示されるようになりました。これは私的にはありがたい追加機能です。


また、ブラシやショートカットなどのカスタム設定を全バージョンから読み込む機能も追加され、移行をアシストしています。


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クリップや回転、グラデーションツー(なぜか日本語名が段階ツールですが)がライトルームと同じようになり、見やすくなったと感じます。(逆にこれまではこれらがPhotoshopに対するアドバンテージと感じていたのですが…)


[切抜きツール]に「[遠近法]の切り抜き」が追加されました。斜めに撮影されている看板などが正面から見たように変形してくれる機能です。これまでのPhotoshop でも可能ですがそれがより簡単になったと思います。


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描画のパフォーマンスも向上しました。「ゆがみ」ツールを使っているときにその描画にとても時間がかかっていたのですが…そしてどうやら内部演算のビット数も高められたようです。その新エンジンの名前は「アドビマーキュリーグラフィックスエンジン」。


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こ れらに伴いこれまで1500ピクセルが最大だったゆがみツールのブラシも15000ピクセルまで拡大されました!これこそ待ちに待っていた機能です。そう そう、地味ですが通常使用するブラシも最大2500pixelから5000pixelに拡張されていました。涙が出るほどありがたい機能です!(私は普段 から短辺2万画素の画像を扱っているので…)


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ぼかしの機能も新しい方法論が提供され、部分、あるいはグラデーションのぼかしがいとも簡単に使用できるようになったのもLightroomライクです。


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広角レンズ補正…これも凄いです。建築や広い風景を撮影しなければならないときに威力を発揮するでしょう。ここまで自動でパノラマにすることは当然ですが…


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まずは窓の上部を水平に


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さらに窓の下部、柱などもどんどん水平、垂直に…凄い!

 

 
 

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そのほか…「明るさとコントラストを強調」というアルゴリズムがトーンカーブや[ヒストグラム]の自動オプションに追加された。


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バイキュービック法]に「自動」が追加され、これがデフォルトになりました。拡大、縮小に合わせて自動的にアルゴリズムを変更する機能追加です…どのようなアルゴリズムかは不明。


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選択範囲の[色域指定…]に スキントーンが追加、[レイヤーパレット]に「属性に応じた検索」既往が追加され…パペットワープやワープの描画速度も向上、テキストの段落スタイルや文字スタイルの観念が持ち込まれ、3D機能も驚くほど強化された。


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(通常のテキストデータから、あっという間に押し出し文字を作ってしまうデモには皆声を上げていました)


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「エッジを色相、輝度、彩度、テクスチャーから判断し、周辺のテクスチャーで不要部分を修復する」アルゴリズムもとても向上しているようでした。その名も「コンテンツに応じた移動」ツール。芝生の上のお姉さんを選択して移動…


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マウスを放すと元の人物が消えて新しい場所になじんでいます…おぉ〜〜!


新 機能は少ない物の至る所が改良、進化しているようです。内部の描画エンジンが64ビットに最適化された所為なのか…不明ですが、この点でも「Adobe Photoshop Lightroom に追いついたと言ってもいいのでしょう。今回のバージョンも一度使ったら手放せないアプリケーションになりそうです。


そうそう、一度消去されたコンタクトシートII が帰ってきました。もうすでに別のフローに変化させている方が多いと思うのですが…よほど「戻して欲しい」という声が大きかったのでしょうね。


レポート写真  電塾運営委員 鹿野 宏

 

 
 

本日の一枚!

 
 

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電塾ランチ…運営委員や塾生を含めて、電塾開催前にお昼を一緒にしようという会です。これまで細々とやっていたのですがこれから毎回オープンに開催したいと思います。今回はあたしの大好きな「つばめグリル」でした!

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配 信です。今回はiPod Touchを使用しました。配信が簡単にできるということで選んだのですが、画質がいまいちでした…。不安定だったし、音声をモニターできないのが不便で した。次回はもっと高品質の画像をお届けします!カメラを調整しているのは影の運営委員「本田氏」ホントにシルエットになっています。

 
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