2011年6月電塾定例勉強会
 
 
 
 

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電塾の日。一歩表に出るとびっくりするくらいにさわやかな快晴の日でした。そんな明るい日差しも物ともせず、暗い会議室に集まった運営委員と塾生た ち…。今回のテーマはPHASE ONE社の最新、最大画素数のカメラとプロフォト社の最新の定常光ライト、SpyderLensCal、5億7000万画素のYAKUScan、そして前 日飛び入りのSD-1と盛りだくさんの内容でした。また、本日の司会はなぜかいきなり鹿野でした。実は早川氏は明日締め切りの原稿があるのだとか…。

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とにかく、始まりのご挨拶だけは早川塾長に…。

 
 

第1部 ■「 恒例!良いもの・こと 探し」参加者全員

 
 

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よい物、こと探しでは、なぜかWiFiカードの話題が持ちきりでした。

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また、ペンタックスさんの645D用の超広角25mmレンズが登場していました。40万という値段に塾生からは「安い!」と驚きの声。でもペンタックスさんとしてはびっくりするくらい高価なレンズです…。

 
 

 

第2部■ プロフォト株式会社 デジカメ、ムービーに対応した色温度5600ケルビンの定常光HMIライトを初め、最新のストロボ類も登場です。

ご説明、ご担当 プロフォト株式会社 森豊 雅一様 河原 克浩様

 

 
 

 

 

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実は森豊様は急な用事で途中退場となり、急遽 河原克浩さんがデモをする事になりました。本当はあまり外に出る方ではないのだそうです。しかも、昨日かったばかりのノートブックのデモで大変そうでした。お疲れ様です。

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プロフォトさんはAirを中心にProDaylight 800 Airをデモしました。

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最近は何所のメーカーも遠隔でストロボ同調、コントロールを可能にしていますが、ProFotoには3種類のコントロール手段が用意されています。 カメラのホットシューに取り付けて仕様するタイプ。USB経由でコントロールする物、そして後ほどのデモも用意されているPHASE ONE社のプラグインでキャプチャーワンからのシンクロ オンオフ、パワーアップダウンコントロールです。Air は8チャンネルも用意しているので、混線の恐れは少ないですね。

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希望小売価格、98000円のD1、は現在もっとも売れ筋だそうです。確かに国産品と同じくらいの値段です…でかいけど。専用のバックパックタイプのバッテリーユニット「BatPac」は二台のD1をコントロールできます。

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さて、注目のProDayLightAirです。いくつか、特記するべき特徴があります。

第一に。照射方向も上下自由に可能。普通はHMIライトという物、真上や真下には向けられません。これは結構なアドバンテージです。クーリングの方向を工夫して、実現したそうです。

第二に800Wという出力は非常に良いサイズだとも言えます。タングステンで言うと2.4キロ程度に相当するのでしょう。今後上位機種で1.6KW  下位機種に400、200Wとスケジュールしているそうです。上位機種は必要ないかもしれませんが、400W,200Wは嬉しいです。特にスチールと ムービーを同時に撮影するときに有効そうです!

第三に厳しいファンの音を最大限に押さえているそうです。大量のセンサーを内蔵し、大型のファンを24段階に制御して、最小限の騒音レベルに押さえ ているそうです。確かに静かでした。これなら動画でも十分に使えそうです。バランサは放熱効果を高めてファンレスの設計だそうです。

さらに、ランプにはUVプロテクションが施され、紫外線対策も整っており、演色性も高いそうです。さらに発光サイクルもコントロールできて、1/30から高速度撮影まで、フリッカーフリーで対応しているのだとか…。

もともとあるアクセサリーを使用できるので、ライトシェーピングの機能は充実しているそうです。もちろんワイアレスコントロールも装備、万一の場合に備えてハードリストライク(電源を落とした後にすぐさま投入する事で、通常はしてはいけない…出来ない仕様になっている)

値段が64万とかなりしますが…とても魅力的な照明でした。

さらにProTungsten Airも紹介されました。こちらはハロゲンランプで500Wと1000Wランプ交換による両対応…て当然か?…です。

こちらは10万円。

 

 

 
 

 

第3部■ PHASE ONE社 最大の画素数をほこるIQ 180 とCapture One Pro 6 新機能デモ(Profoto Air搭載のライティング機器のコントロール)。

ご説明、ご担当 株式会社DNPフォトルシオ 川口様

 

 
 

 

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お次はいまmamiya を吸収し、一大帝国を築きつつあるPHASE ONE社が満を持して放つIQ180/160/140…それぞれ8000万画素、6000万画素、4000万画素です。現在の扱いデジタルバッグはリーフ なども加えて、なんと61機種と言う事でした。ものすごい物量ですね。

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もちろん最上位機種のIQ180が登場です。

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マルチタッチに進化した背面液晶はiPhoneと同じディスプレイだそうです。4つボタンでもマルチタッチでもsの場の状況に応じて使い分けること ができるそうです。個人的には4ボタン操作の階層の深さがとてもいやだったのですが、これで解消されるかもしれません。スタートアップ画面に自社のロゴな どを入れるサービスも行っているそうです…。必要か?

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レンズはシュナイダー製のラインナップが進み、かなり解像力が上がったとのことでした。8000万画素、凄いですね。300deiでA1をフルにカバーします。来年にもまた3本が追加されるとのことでした。

サンダーボルトへの対応は現在様子見。FireWire800だけでなく、USB3.0もサポートしているそうです。

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また、P45 Achromatic+の紹介もありました。ベイヤー配列のフィルター屋赤外カットフィルターを外したモノクロモデルです。コダック 製CCDのAクラス品をセンサーに採用している贅沢物(と言う事は他のセンサーはB級品って事??)で、警察、軍、研究関係で使われているそうです。ほと んど形が残っていない仏画もこのカメラで撮影すると、この通り…。

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PHASE ONE社の下田様からCapture One 6の紹介がありました。

特に今回のCapture One 6からプロフォトさんのAirにプラグインで対応しているところも特筆物です。とにかく最新の機能をご紹介。

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ニコンキャノンもカメラコントロール可能

キーストーン 変形機能

ライブビューにやっと対応

スキントーン人物の肌に合わせるホワイトバランス

バリアント機能

RAWから小さなデータを作成して様々なパターンをシミュレーション

パターンはホルダに格納可能

カラーエディタ プロファイル編集機能がカラーエディタ 登録可能

フリンジ除去

ゴミ消し

モノクロに特化した現像機能

キャプチャーパイロットでiPodでデータ確認、レーティング可能

プリント機能の搭載

プロフォトスタジオによるライトコントロール等々です。

 

なんだか、Capture One 6はいつの間にかまるでLightroomみたいになってました。ふうう!

 

 
 

 

第4部-1

■  Datacolor社 デジタル一眼レフカメラのAF 微調整機能をアシストするSpyderLensCal、

説明、担当 運営委員・金田秀樹

 

 
 

 

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金田氏からSpyderLensCalの紹介がありました。これ、良いですね。自分のレンズを全部チェックしたくなります。

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金田氏がスタジオのカメラをチェックしたところ、ほとんどのカメラのピントがはちゃめちゃだったとか…。私も不安になってきました。やっぱりあたしもやってみようっと!

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6800円が高いか安いか…議論は分かれましたが…。

 

 
 

 

第4部-2

■  15万円の5億7000万画素手作りスキャナーカメラ

説明、担当 運営委員・鹿野 宏

 

 
 

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あたしの中で話題の「YAKUScan」5億7000万画素は理論値として、レンズさえ選べば1億4000万画素が十分に通用するカメラです。しか も値段が15万円。これって凄いことですね。もちろん、「楽しく使う」と商品撮影として「きちんと能力を引き出す」のは別口のことです。最高性能を引き出 したければ、それなりの覚悟と知識が必要です。でも「超高画素の室内風景を楽しむ」のは、ちょっと馴れればすぐにできます。興味が尽きないカメラですね。

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ムーブメントとCCD以外はほとんど手作りです。皆のぞき込んでいます。

 
 

 

第4部-3

■  Foveonセンサーを搭載した1500万画素機 シグマSD-1飛び入り登場!

説明、担当 運営委員・山田久美夫

 

 
 

 

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前日に急に決まったSD-1!待ちに待ていた方も多いでしょう。

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約1500万画素(電塾の場合、こういう言い方をします)の素晴らしい解像感は特筆物です!。

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ここまで解像する!カメラも凄いが、シグマのレンズも凄いね!皆感嘆の声です。

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確かに解像力は凄いのですが、撮影スピード、高感度などに置いては一世代も二世代も前の感じです。でもこの笑顔!これが何を意味するのか…。今日もてんこ盛りの無いようでした!

 

 
 

今日の一枚

 
 

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BatPacを背負って、D1を持つ河原氏。2灯担ぐと金田一耕助みたいになってしまいます。たぶんアシスタントはこれを背負わされて野山を走るん だろうなあ…。そうそう、JPSの会合があったとかで、東北電塾の秋葉さんがやってきました!。お元気そうで、何よりです。ただ、気がつくともういらっ しゃらなかったので、写真無しです。

 
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