デジタルカメラ学習塾 9月のレポート
 
 
■第一部 自己紹介と自己主張の時間(13:30〜15:00)
参加者全員
 
 

 10月12〜13日東京丸ビルにてMOSA(マッキントッシュ OS ソフトウエアー アソシエィション)のショウがあるとヤノ電器さんからアナウンスされました。ちょいと面白そうなので時間があったらのぞいてみようと思います。塾長である早川氏のコラボレーション展も9/15日までの真っ最中。それにしても、とほほの話がなぜか多いのはなぜでしょう?。メモリーネタだったり、ネットワークだったり、無くし物だったり、携帯電話だったり。私の場合も逃がした仕事のお話でした。自己主張がいつの間にか私の失敗談になってきたようです。もっとも他人の失敗は自分の成功の元とも言えますので、決して悪くはないのですが…。そろそろ私はこれで大成功したという報告が欲しいなあ。今日は時間が十分にあり、皆さん、大いにお話をされていました。

 好評につき、今回も特別に皆様の顔写真を掲載します。50ピクセル角なのでほとんど見えませんけれども顔出しに問題のある方はご一報ください。

 
 
■第二部 最新デジタルカメラデモ(15:15~16:45)
 
 

 今回は35ミリ版の入門用デジタルカメラ最新三機種のそろい踏みです。デジタルカメラの登場時から実際の普及は銀塩カメラの2倍程度の値段になった時といわれてきましたが、一眼レフデジタルカメラがついに10万円台前半から後半という、銀塩カメラの高級機並の値段で登場しました。その普及を推進するであろう3台が(しかも本日発売であったり、未発売であったりもする)同時に揃う訳ですから、これは見逃せない勉強会になりました。

CANON EOS KissDigital

第一段はキャノン販売のEOSシリーズの最新作です。
報道、プロ用のCANON EOS 1D、CANON EOS 1Ds、中間に位置するCANON EOS 10D、そしてコンシューマー向けのCANON EOS KissDigitalというラインアップの完成をさせる入門きの登場です。銀塩ユーザーを完ぺきに取り込む目的で作られたそうです。入門機とは言えCMOSセンサー、画像処理に関しては自信アリとのこと。非球面レンズを搭載した専用レンズ込みで実売14万円程と今回登場したデジカメの中ではもっともお買い得。ファイルサイズはCANON EOS 10Dに比較して大きめになるそうです。(液晶表示用のファイルを同時にうめ込んでいるため)ホワイトバランスは1000Kから10000Kまでという広範囲の設定。カメラ単体では細かなコントロールは出来ないが、ケルビン数の設定はFVU上で設定可能です。

またコンシューマー向けらしく、現像パラメータにそのままプリントできる設定を追加(パラメーター1)。CANON EOS 10Dと同じにするためにはパラメーターの2を選択すると良いそうです。

値段の安さの秘密はCMOSの生産効率のアップ、パーツの効率化、骨格にモールドを採用することなどの3点で値段を押さえ込んだとのことでした。なおEFsレンズはCANON EOS KissDigital専用で、他のEOSには付きません。今回キヤノンさんは示し合わせてはいなかったそうですが、都合7名の大所帯でした。

ペンタックス*istD

本日発売のペンタックス*istDはペンタックスとしても電塾初お目見えです。ペンタックス株式会社 イメージングシステム事業部 前川泰之様がこちらはお一人でのデモンストレーションです。
ist自体の意味はこだわりを持った人々のため。それだけの品質を提供するということでした。CCDをセンサーに使用しセンサーピッチは7.8ミクロンを確保しています。目新しいことではありませんが、品質の高さを伺える内容です。標準ズームにsmcPENTAX-FA Jズーム 18-35mm F4-5.6 ALが用意されていますが、smcPENTAX-DA Jズーム 16-45mm F4 ED AL というデジタル専用レンズも開発が進んでいるようです。(こっちの方が気になりますね)

ペンタプリズムはガラス製の本物を搭載。ファインダーは少し暗くて、黄色い(懐かしい、ペンタックスの味です)のですが、もっとも気持ちの良いファインダーでした。ファインダーの感覚は最高!です。ステンレスボディフレームはスクエアーに作られており、この内部に10層基盤を用いて超小型化、低ノイズ化を実現しています。

操作性はダブル電子ダイアルにくわえて、十字キーによる操作性のダイレクト化を実現。ハイパープログラム、グリーンボタン、(実は私は以前ペンタックスユーザーだったので、この使いやすさは体感済みです。これはいいですよ!!)

ワイドエリア11点測距で中心の9コマはクロスセンサー(これはNikon D2H と同じですね)と入門機というよりはハイアマチュア向けの仕様のようです。ニッケル水素の単三電池4本で450カットほども撮影出来るというのも驚きです。(ストロボは使用しない状態)

添付ソフトはブラウザソフトとペンタックスフォトラボラトリーというRAW現像ソフトです。(これらの内容までは細かくは触れていませんでした)

オリンパスE-1

全てはデジタルのために、画質No1、を目指して開発されたといいます。うわさの4/3がついにベールを脱ぎました。マグネシウムダイキャストボディにダストリダクションシステム(自動ごみ取り装置)を搭載してること、全天候タイプに仕上がっていることなど、商品撮影向きではないかもしれませんが、取材、スポーツ、報道などのロケには小さくてきっと重宝するでしょう。

USB2.0、IEEE1394両対応なのも他の機種には無い装備です。 10月10日発売ですが、14−54mmF2.8〜3.5と言う明るいレンズがセットで30万円を切る値段になるそうです

また、別売になりますがソフトウエアーのデモンストレイションがありました。 オリンパススタジオと言うドライバが用意されており、撮影のサポート(カメラコントロール)、画像の保存、選択、絞り込み、比較、画像のチェック、RAW現像、画像の修正、編集を可能にする非常に高機能なソフトで、ショートカットキーはPhotoshop と同じに設定されています。

これにより、パソコン上よりのリモート撮影可能で、データの転送も結構早いようです。選択、比較の機能が充実しているのは他のメーカーさんにも見習って欲しいものです。
写真で見た感じより、遙かに良い感じの仕上がりでした。

 
 
■第三部 最新デジタルカメラ情報(17:30〜18:30)
山田久美夫氏
 
 

おなじみの運営委員山田久美夫氏による独演会です。

 最初の演目で、ぶれた画像、ピンのあわなかった画像を無理やり合わせる“ピンボケ 手ぶれレスキュー”と言うそのまんまの名前じゃんというソフトのデモは衝撃的でした。見事に手ぶれを起こした画像を補正しピントを合わせてくれます。(ただしシャープネスもおまけに追加されていたような気もしますが、そこは愛嬌です)ウィンドウズ版しか作っていないそうですが、これが3000円なら買いでしょう(少なくとも私には)使い方にもよりますが、ピントは合うものの、その分ノイズも目立ちます。ほかにもトーンや[色調補正]も出来るし、シャープネスソフトとしても十分に価値がありそうです。ただ、現在のところ再保存時にプロファイルを維持出来なさそうなので要注意です。メーカーさんにもこれを購入してもらってドライバの中に入れ込んでいただけたらいいのにね。でもそれじゃ手ぶれ補正機能付きのレンズが売れなくなっちゃうか? 私はベクターのサイトでさっそくダウンロードしてみました。これ、使えます。シャープネスにはまだ使い方の判らないパラメーターがどっさりありました。

 スーパーCCDハニカムSRを仕様した実写画像も公開されました。輝度情報の残り方のものすごさにもびっくりしました。これなら今まで2点、3点合成していた輝度比の高い被写体でもなんとかなりそうです。S2Proの後継機はこれを搭載してくるのでしょうか?

 その他、今回紹介された各カメラの実写映像を中心に紹介されました。山田氏というフィルターを通した感想は一つの価値観を与えてくれます。山田さんはペンタックスがお気に入りのようでした。E1は絵作りとして、E10,E20 を継承したカメラ。操作性は良くなったし、明るい専用レンズの充実には目を見張るものがあります。CANON EOS KissDigitalはとにかく値段がすごい。上手に上のクラスとの機能分けをしながら、画質的には文句の無いところを用意してと言えそうです。

 デジタルカメラも、ついにここまで(値段を含めて普及が加速度的に早まるターニングポイントとして)来たなと思わせる、しかし次のデジカメの発表も気になる会でした。次回はハイエンド、それも1000万画素オーバーデジカメの特集です。たのしみたのしみ。

写真:電画スタッフ  文: 鹿野 宏