■これまでの履歴■

<第7回定例セミナー> 2007.11.24

 
講師:鹿野宏氏(電塾本部運営委員)、
プレゼンテーター:中島斉一氏(ニコンカメラ販売株式会社)による
『Nikon D3 1stインプレッション』
『Mac OS X Leopard 1stインプレッション』
『デジタルフォトのメカニズム』
   
    
 
レポート  金子 観史

『D3ファーストインプレッション』として11月24日に鹿野 宏氏(電塾本部運営委員)とニコンカメラ販売(株)イメージングサポート部プロサポートセンター 中島 斉一氏を迎え、『D3』とこれも同時期に発売になった『D300』の実機を使ってデモ形式で行われた。

今回発売になったD3、D300はそれぞれFXフォーマット
(ニコンではフルサイズとは呼ばない)
DXフォーマットそれぞれのフラッグシップ機としての発表でどちらも前相当機種からはかなりの進化、改良が図られている。

      新エンジン『EXPEED』

      『高感度撮影時の高画質化』

      『51点フォーカスポイント』

     『AF微調整機能搭載』

      『1005センサーの進化』

      『2モードライブビュー』       等々・・・

とても全てを書ききれないほどである。


中でも、高感度時のノイズの改良は目を見張るほどで、スクリーンを使っての画像確認ではISO1600や3200でとてもその感度とは思えないほどで、私も色々なサイトでアップされていた画質が本物だと実感できた。

そのほかにも『3Dトラッキング』など、いままでニコンユーザーが切望していた機能や仕様が実現している。

さらにカメラ本体のほかにも、レンズでの進化『ナノクリスタルコート』はまだまだ限られた本数ではあるが
(ニコンでは積極的にラインナップして行くととの事)
非常に優れたレンズで、カメラ本体での『倍率色収差軽減機能』と『EXPEED』のマッチングでかなりの高画質画像をユーザーに提供してくれる。

今回の発売にあたり『Camera Control.Pro2』の発売や『ワイヤレストランスミッターWT-4』なども同時期に発売されていて、ニコンの意気込みを感じることができました。



最後に、鹿野氏より新潟のメーカーで『トキスター』ストロボも紹介されました。
このストロボは200wsのモノブロックタイプのもので本体もかなり小型でその割にしっかりした作りで調光がコンデンサー調光と電圧調光の併用で色温度にも配慮した作りが好感が持てますし、カメラ本体ストロボなどのプリ発行キャンセル機能が付いており、今時のデジタルカメラの事をよく考えている印象でした。

値段もクリップオンストロボの上位機種と大差ない価格設定でストロボ選択の候補にしてイイ物だと思いました。



以上、興味深いデモでした。今までニコンユーザーは高感度撮影などでは苦しい状況でしたが『D3』『D300』共に完成度の高いカメラでした。
 

 

 

 

 

 
 
写真 藤山武