第36回九州電塾セミナーレポート

九州電塾10-06

6月12日今回も九州産業大学の視聴覚教室をお借りして電塾勉強会をおこないました。
今月は本部電塾より、永嶋サトシ氏に講師をお願いして、発売になったPhotoshopCS5のセミナーを行いました。
まずPhotoshopCS5.0の64bitモードと32bitモードでの話しです。
なぜ切り替えることが必要かと言うと、ハードウエアー(プリンター)などが対応していなかったり、プラグインソフトの中には、32bitモードでしか動かない物がまだたくさんあります。例えばVivesaなどです。32bit 64bitへの切り替えは情報を見る(⌘I)でチェックボックスをチェックしてアプリケーションの再起動を行うことで変更出来ます。変更の確認はPhotoshopについてを表示してこの部分を確認してください。
その次はCS5でなくても使えるチップス、皆さんショートカットを使用されていますか、たとえばバッチとスタンプツールは同じショートカット(S)が割り当てられてます。その場合はどうすれば良いのか、キーボードショートカットではシフトキーを押しながら押すとローテーションで変わって行くのです。
またメニューもカスタマイズすると使いやすくなります。同じショートカットでも使わないものもあり、ローテーションに行き着くまで時間がかかってしまいます。
そんな時は、キーボードショートカットを編集して使わないキーを外しましょう、
そうすれば素早く目的のコマンドにたどり着けます。
また描画モードを変更してもとに戻すときいちいちマウスをレイヤー上に移動しなくても、オプションシフトNで描画モードの切り替えが簡単に行なえます。
また修復ブラシで作業中スタンプツールに切り替えたいときモード(置き換え)を使うとスタンプツールと同じ機能になります。
等々CS5以外でも使える機能の紹介を行っていただきました。
CS5では、コンテンツに応じた塗り潰しは8bitで行うより16bitモードで行った方がうまく行くそうです。また画像の大きさは大きい方が精度が上がるという事でした。
ただし時間はそれだけかかります。やはり早いPCが必要という事のようです。
それからスマートオブジェクトでレンズ補正を行うと非破壊での保存が行える。
パペットワープを使用して物の変型に使用すると非常に便利に使える。
ゆがみツールでは微妙な編集が行えないが、パペットワープでは簡単に行える。
このときにもスマートオブジェクトで行なって、部分修正を行うと有効です。
そしてCameraRaw6.1.0、まず非常にいいのはノイズ処理です、これはびっくりするほど自然にノイズを目立たなくしてくれます。
古い4,5年前のRAWデータが見違えるように奇麗になりますし、最新のカメラも更なる高感度での使用が可能になりました。でもノイズ処理した後に ちょっとした香辛料として 粒子を少し加えると画像が滑らかになりますので忘れないでください。
また最近永嶋さんはブログを始めたそうで、その中でPhotoshopの情報を開示するそうなので皆さんブックマークしといたほうがいいと思います。
ブログはLinkIcon(永嶋サトシの迷子にならないPhotoshop)18日のTip’sは凄く便利な機能を紹介されてます。こんな機能があったなんて知りませんでした。早速製版の人にも伝えておきます。これで定規を手放せるかもしれませんから。
以上のようにCS5意外にも色々な情報盛りだくさんで、勉強になった永嶋さんのセミナーでした。
もう一つ大事な情報、皆さんSnow LeopardでCS5を使用するときインストールのデフォルトはカーネルが32bitで立ち上がります。ですからいくらCS5を64bitにしても疑似64bitになるわけです。通常の使用では気付かないかもしれませんが、大量の画像や大きいファイルを開くときなどは違いが大きく出てきます。
どうすれば64bitでOSを立ち上げれるか、起動時に「6」「4」のキーを押しながら立ち上げてください、それで64bitで起動します。
その為のユーティリティーもありますLinkIcon(32- or 64-bit Kernel Startup Mode Selector)です。これだと簡単にカーネルを変更できます。ぜひ覚えておいてください。
 追加でもう一つ話題を、先月iPadが発売されました、永嶋さんやはり持ってこられていました。今回セミナー会場では、永嶋さん、僕、近藤さん、そして塾生の方4台でした。
東京電塾ではほとんど100%運営委員は購入されてたみたいです。早川塾長は2ヶ月前お会いしたときに、iPadを入れる為のバックを事前に購入されていました。
来月の本部電塾はこのiPadのセミナーだそうです。山田さんがどんな面白い話をされるのか、僕も行きたいところですが、遠すぎます。
 iPad、スチルの作品用のブックとしてはもちろんですが、動画のブックにもなります。
そしてフォトストレージビュアーとしてもCanon・Nikon等デジタルカメラのRAW画像も保存、表示が行えます。今までの小さな液晶で見るのとでははっきりと違います、IPS液晶の奇麗さからも、プレゼンテーションには最適です。その他今からどんな面白い撮影関係のアプリがでるか、わくわくしてきます。
さて来月は、中判デジタルPentax645D・MamiyaMシリーズ・PhasePシリーズなど中判デジタルカメラの撮影セミナーを行う予定です。
詳しくは後日になりますが、今話題の中判デジタルの画像をじかにごらんください。





















写真   河口清秀
レポート  河口清秀