九州電塾セミナーレポート

九州電塾08-09

2008.9.20
先日、Canonから5Dmark2、Sonyからα900、PnasonicからG1が発表され、来週は2年に一度のフォトキナ、さてどんなサプライズがあるのか。
またもうすぐMacも新機種の発表がありそうで、カメラとMACが好きな私としては、講義の下準備も行いながら、毎日遅くまでNetを見てしまい、時間が足りない! そんな9月後半、9月20日、九州電塾セミナーを今回も,九州産業大学の講義室をお借りして行いました。
 前回に引き続き基本コースと実践コースを2つの教室をお借りして、橘野さんと私、河口が担当しました。
今回講義のスナップを撮るのを忘れていたので、写真がありませんので、レポートだけになります、すみません。
今回の実践コースは、PhotoShopのレイヤーと選択範囲を、実際の画像を使用し行いました。
まず風景での場合の、画像の濃度コントロールについて、トーンカーブやレベル補正を使用しないで行う方法、これはレイヤーの描画ツールを使用して行う方法で、乗算やスクリーンを使った方法ですが、普通に行ったのでは、2枚の画像を使う為にデータが重たくなるので、データを重たくしないで簡単に行いしかも部分的に修正も行うテクニックです、これは新規レイヤー作成+オプションで行います。
それから選択範囲を作成するのに、画像のRGBチャンネルの一番コントラストのいい部分を使用する方法がありますが、今回はそれに+イメージメニューの演算を使用しての選択範囲を作成する方法を説明しました、この方法では結構簡単にイイトコ取りの選択範囲ができます。
その次に人物の顔の色修正で、レイヤーを使った簡単に比較しながら結果を見れる方法と調整でのトーンカーブの設定の仕方、これは例えばRが多いなと思うときなど、Rを下げてしまいがちですが、GとBを持ち上げてRのバランスを下げたほうが、画像が暗くならずすっきり見えます。また歯をはどうしても黄色くなってしまいますがその場合の色相彩度を使用した白い歯の作り方、しわをスタンプツールで消すのではなく、ソフトライトを使用してディティールを保ったまましわを目立たなくする方法を紹介しました。
次に商品撮影などで行う,動く部分がある商品の、多重露光の合成を、切り抜きをせず、描画ツールとレイヤーマスクで黒い商品・白い商品・色のついた商品の3種類を多重露光合成しました、マスクを作ると時間がかかるのですがこの方法だと、ほんの数分あれば完成しますし、マスクの失敗もありません、それと選択範囲を使用し、画像修正での(選択範囲へのペースト)を使用したレイヤーの作成、フィルターメニューの中の、目立たないけどすごく重要な、その他項目(スクロール・明るさの最大値・明るさの最小値)の説明を影を作る為に使用しました。
次に先月のコマーシャルフォトで、煙をカスタムブラシで使用する方法が出ていたのですが、これ結構使えたので皆さんにカスタムブラシの作り方、ブラシセットの登録の仕方をご紹介しました。
次に納品時、ブリッジでイメージプロセッサーを使用したJPG・TIFを同時に作り、コンタクトシート作成までの流れ、校正出力のプリント設定を説明し、CDRでラベル記入に固い鉛筆やボールペンなどは使わないように等の説明をしたのですが、CDRの記録層が透明な部分ではなく、白い書き込みを行うプリント部の裏にあるという事を、CDRの白いプリント部分をパーマセルではがして、うらの記録層が傷つきやすいという事を見せたのですが、この事を、皆さん知らなかったみたいで、僕のほうがちょっとびっくりしたところでした。
最後に前回の引き続きでVR雲台を使用した撮影後の、画像処理をPTGuiを使用して制作し、CubicConverterを使用した6面体に加工しての部分修正の方法、LittlePlanetの作成方法などを最後はちょっと時間が押し気味だったので早口になったしまいましたが紹介させてもらいました。


今回の修正した画像は人物・商品などの為、のせれませんので申し訳ありません。
これで2回連続での僕の受け持ちが終わったので、少しホットしているところです。さて来週は23日からフォトキナです、CanonとSonyがフルサイズで2000万画素機を出してきて、NikonはPentaxは、またマイクロフォーサーズのもう一つのメーカーであるOlympusは、昔のオリンパスPenのようなデジタル一眼を出してくるのか、デジタルバックタイプでのサプライズは、ソフトでのサプライズは、等など来週が楽しみです。



文 河口清秀