九州電塾セミナーレポート

九州電塾08-02

2008.2.16




今回の電塾は九州造形短期大学の教室をお借りしての開催です。
まず午前中は橘野さんが去年12月の電塾大勉強会に参加しての感想と、そのときの講義内容のビデオを上映しました、大勉強会では初級コースと上級コースに分かれて午前と午後4つのセッションがAPPLEのオペラタワーで行われました、今回その中で上級コース午前中のハイエンドデジタルカメラを使用した撮影のワークフローをお見せしたのですが、2時間の講義を1時間私が編集したのですが、半分にするのが大変で僕は10回ぐらビデオを見続け疲れちゃいました。大勉強会午後は、レタッチャーの会社『小人の靴』の講義だったのですが今回は時間の関係で流しませんでした。


午後今回の講師は大阪のBOCO塚本さん、午後からモデルを撮影しての講義を考えていましたが、BOCOさん午前中に到着されたと思ったら、モデルを見るなり天気がよかったので仁君・的場君をレフ版持ちにして外で撮影です。


 午後はNIKON-D3を使用しての撮影です、まず撮影の前に撮影にあると便利なUSBの延長ケーブル、USBは規格で5mと長さが決まっていますがこれを安定して使用するためのブースター回路を内蔵したケーブル(後で調べましたが同じメーカでFireWireもありました)です、そしてモデル撮影ライティングとカメラのセッティングで飛ばさない潰さないということはどういうことかを短い時間でしたが話していただきました、プロとして撮影するときに撮影後にクライアントやディレクターから暗部を出しての指示やハイライトのディティールを出してなどの要望があったときに、それが可能なデータを作っておくということです、後でハイライトを飛ばしたりシャドウを潰すことはできますが、データが0のところはないにもないし255をこしていればこれもデータがないということです、またRGB各値の1つが255を超えていても何とかなるが、2つが255を超えてしまうとその部分は1色の諧調しか存在せず、平坦な画像になってしまいます。



次に現像ですが、今回はニコンキャプチャーは使用せずAdobePhotoShopLightRoomを使用して行いました。それから午前中にもD3とCanon5Dでもモデルを撮影されていたので実際に撮影されたデータをその場で処理するという実に貴重なセミナーでした、D3はすばらしいのですが、コントロールされたライティングの条件においてはハイライトにしてもノイズにしてもほとんど変わりませんでした、現像もLightRoom以外にニコンキャプチャー・CanonDPPでの比較も行ったのですがやはり、それほどの違いが出る訳でもなくD3を持ってない僕としてはホットした所でしょうか。


 最後時間ギリギリのところで、モデルの顔のレタッチを足早に行われました、スタンプツールの不透明度を少なくしてディティールを完全に消さずに少し残しながら綺麗に見せていく、皆さん最後まで熱心に聞き入っておられました。
 塚本さんどうもおつかれさまでした。
文 河口清秀
写真 河口清秀