九州電塾セミナーレポート

九州電塾08-01

2008.1.19


2008年最初の九州電塾は、印刷ということでマスター郡司・またの名を網点の寅さんこと郡司秀明さんにお願いいたしました。場所はこれも印刷ということで私の勤務していますTOPPANのスタジオで行いました。当日は天気はよかったのですが寒くてスタジオの空調がうるさく、時々しかつけなかったので、みなさんさむくてすみませんでした。



今回デザイナーの皆さんにも声をおかけして100名以上参加しての勉強会になりました、会場にはTOPPANの去年行った特殊印刷のポスターを展示して皆さんに見ていただき、またMD研究会+電塾+DTPWORLD 編著で去年発売されたカラーマネージメント実践ルールブックの販売を行いました。


午前中は私(河口)と社内でデジタルカメラのデータを処理をお願いしている、清水さん奥村さんと一緒に、優しい電塾を行いました、今回デザイナーの方カメラマンの方にアンケートをして福岡の業界のデジタルを扱う上での環境や意識の調査も行いました。


その中ではっきりしてきたのが、カメラマンは皆さんシステムが新しくPhotoShopも色管理に対応しているPS6.0以上をほぼ100%使用されていましたが、デザイナーの方々は色管理ということに関しては、まだまだという現状でした。
 多分PCを使用することに関してはデザイナーの方が経験を十分積んでおられると思いますが、その分レガシーな環境からなかなか抜け出せないのが現状ではないでしょうか。
 そのようなこともありまず私が、デジタルカメラの歴史から初めてモニタの紹介、環境の大切さをお話しし、清水さん奥村さんに印刷に適した画像ということでシャープネス・トーンジャンプ・印刷で出せない色・グレーバランスを解説していただきました。


 午後からは、郡司さんが自分の育った環境で培われてきた、色に対する思い入れを話された後にL*a*b*がどのように作られていったのか、色相彩度の色環を使用して色の変更を行いますが赤から紫には本当は繋がらないということ、ガモットの見方、などなど、興味深い話を聞かせていただきました、またAdobeRGB色域だけで構成されている画像(水中写真でした)があるなんて思っても見ませんでした、sRGBでは表現できない色だけの画像があるんです、それから絶対でない色を持つ蝶の話(アモルファス蝶だったと思うんですが)等、また今回東洋インクさんにAdobeRGBを印刷できるインク(カレイド)での印刷見本を持ってきていただき皆さんにお見せしました。
 それから去年電塾が海外遠征した、中国大連電塾のお話などあっという間の4時間でした、みなさん暖房効かなくてすみません、郡司さん本当はこの前発表になったMACBOOKAirを封筒から出して講義を始めたらしかったのですが、発売に間に合いませんでした、僕も見たかったんですが。