第74回九州電塾セミナーレポート

九州電塾14-04

2014年4月九州電塾セミナー 第74回

新年度の電塾を4月19日いつもお世話になっています。九州産業大学芸術学部視聴覚教室で行いました。今回の講師は久々登場の橘野さん。今期から初心に返ってのPhotoshopの基礎から学び直すセミナー第1回です。最初なのでPhotoshop・目からウロコのセットアップ。橘野さんが仕事でいつもやられている、気をつけないといけない使用に際しての注意点からです。今回はCS6を基準に話していかれました。皆さんはもうCCに移行されましたか、毎月1000円で使えるサービスが延び延びで今でもキャンペーンが続いているので、かなりの方がCCに移行されていると思いますが、買って何も考えずにそのまま使用されていませんか、またアップグレードされて、初期設定そのままで使われていませんか、まず絶対に行わないといけないことがカラー設定です。特にカラーマネージメント設定にチェックを入れて、自分と違うプロファイルが添付された時、警告をするように設定することが重要です。橘野さんは大学などで授業を受け持っておられますが、新入生でsRGB・AdobeRGBを知らない学生がいると驚いていましたが、このプロファイルを理解しておくことが重要です。そして仕事に応じて、相手が間違わないようなプロファイルを添付して後行程に渡す。またアップグレードや自動アップデートで設定が変わっていることもあるので、アップデートした時は確認が必要です。私も何回か忘れて、変わっていた時があるので、失敗しないよう、注意しましょう。また橘野さんがCS6で唯一気に入らないことを指摘されていました。それは環境設定のインターフェースでデフォルトの濃いグレーにしているとトーンカーブのブルーチャンネルを動かす時に線が見にくいというものでした。そういえば僕もいつもこのまま使用していて、今気づきました。この解決は簡単、明るいグレーにすることで一発で、なおります。僕も今日からは明るいグレーにしました。後はツーツパレットの使用するものだけにしぼって、デスクトップを広く使う、なれもありますがフローティングウインドウをするかしないか、アプリケーションフレームにするかしないか、この辺のことをご自分の仕事をする上での体験もふまえて話されていました。それから変形や選択などでスナップをonにしておくとガイドのそばに行くとくっつくので細かい調整ができないのが困るということでした(これはコントロールキーを押しながら扱うとその時だけスナップをきってくれます)。今回はPhotoshopを始める前のことでしたが色々勉強になったのではないでしょうか。今まで当たり前のように使ってくるとなれで忘れがちなこともやはりもう一度見直すことが重要だなと思いました。第二部は荒川さんと的場さんが今進化の激しいLEDライトについて検証および新製品を皆さんに見せてもらいました。荒川さんがお持ちになっている、LEDやデモ用の新製品を見るとやはり新製品は色がどんどんよくなっています。値段も安くなっていますので、買われるのでしたらやはりなるべく新しい、色の演色性のなるべく高いものを買うのがベストです。新製品の中でdedolightのフォーカシングライトやフラットライトはレベルも高いものでしたが値段も一番高いものになっていました。しかしYONGNUOの商品は安いですが結構健闘していました。後荒川さんが持ってこられた新藤ライト(これは東京のカメラマン新藤さんがネットで組み立てキットを販売されています)。は色も光量もあっていいなと思いましたが、ファンの音が少し気になるところです。色はメーカーによってかなり違いがありますので、そろえる時になるべく同じメーカーでそろえる、これが今のところ一番の方法みたいです。的場さんによるとどうしてもLEDには色の欠損があるのでその対策でそこだけ補う色を加えているので、もによって一部の色の情報が不足することがあるので注意が必要ということでした。わたし個人としてはdedolightのフォーカシングライトが奇麗なスポットこで周辺の色のにじみもなく欲しいと思ってしまいました。約10万円するそうですが、かなり高いですよね、それから僕がネットで見つけたのですが、今新しい照明としてIllumination Plasma Lampというものが登場していました。これはLEDに比べて光の拡散が奇麗でパネルタイプの照明機材のようです。以前は有機EL照明の話もありましたし、どんどん進化していきます。もうテレビ局などではタングステンタイプの照明は使用してないみたいですし、僕たちも動画をスチルと一緒に撮影する機会も増えるでしょうし、目が離せない機材の進歩です。